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Posted on 2016.12.16|by

語学教師が教える!お金を使わずにできる語学勉強方法

皆さん、語学勉強は留学や語学レッスンなどとにかくお金がかかるものだと思っていませんか?しかし、実際はお金をかけなくても語学は自分の力で身に着けられるものなのです!

今回は留学も経験したイタリア語講師DiGioが自身の経験も元に「お金を使わずにできる語学勉強法」を4つのカテゴリに分けてお伝えしたいと思います!

留学なんて必要ない!!全ての人にオススメの語学勉強法です♪

1. ライティング強化

勉強

まず、お金を使わずにライティングを強化できる方法は以下のようなものがあります。

✓外国人の友達を作って手紙を書く
✓日記を書く
✓図書館で問題集を借りて解く

なんだかごくごく当たり前なことのように感じますが、実はこういった単純な勉強方法が日本人にとってライティングを最も効率よく強化させてくれて、更にスピーキング・リーディング・リスニング全てにおいて良い影響を与えてくるのです。

その理由というのが「日本人は目を使って語学勉強をすることが得意」だからです。例えば以下の2つの日本語文を読んでみてください。

1. きょうはにちようびだけど、ゆうえんちがしまっていた。
2. 今日は日曜日だけど、遊園地が閉まっていた。

皆さん、この2つの文どちらが読みやすいですか?もちろん、ほとんどの人が2番目を選ぶと思います。

実は日本人は日本語を読んだり書いたりする際に、自然と右脳を働かせていることが科学的にもわかっています。

つまり私たちは普段から目で文字を追って読むより、右脳を使って文全体を絵のように捉えて読んでいるからなんです。

その為、日本人は文字を記憶するときも無意識に文字全体を絵のように変化させて頭で覚えようとしています。小学校の時に漢字をノートにたくさん書いて覚えましたよね。これは子供からの学習方法ですでに体に身についているものなのです。

母国語を目で見て、そして書いて覚えてきた私たちは、やはり手を動かしノートに書くということが最も語学勉強するうえで効果的な方法なのです。これを繰り返せば自然にライティング力もついてきます。

 

2. スピーキング強化

日本人が一番苦戦するスピーキング強化。やはり机上の学習だけではなく、アウトプットしなければスピーキング上達へは繋がっていきません。

また特にスピーキングに関しては、語学学校に通わないと上達しないような感じも受けますが実際はそんなことありません。よく、授業中には話すけど学校以外では全く使わないという方もいます。しかしそれでは意味がないのです。

 

①外国人の友達をつくる

外国人の友だち

スピーキングはどれだけ口に出して話したことがあるかという経験の多さの方が大切です。その為、「母国語の友達を作って直に何度も会話をする」という方法がスピーキング強化する最も効果的といえます。これはお金を使わずにできるにもできますよね。

しかし実際、どうやって外国人と知り合いになれるのでしょうか?私なりにいかに方法をまとめてみました。

✓各国の大使館イベントに行く
✓外国人の為のホームスティ先になる
✓外国人の集まる所に行く(外国人が多いカフェや外国語大学の学園祭など)
✓ネットで探す

現代のようなネット社会では、外国人を見つけることは意外と簡単です。また日本に限らず、世界中に日本語を勉強している外国人はいるので、スカイプなどを使って互いに言葉を教え合いながら身に着けていくというのもとても良い刺激になります。

始めの頃は恥ずかしさもあるかと思いますが、勇気を出して自分の殻を破っていきましょう!


②独り言をいう、Siriと話す

siri

外国人の友人がいなくてもできるスピーキング強化法があります。それは「独り言」です。

これは私が留学中の時もよく活用した方法です。言葉はなんでも構いません。とりあえず自分の状況でもいいので独り言のように外国語で口に出して言いってみましょう。この時、頭で考えるだけではなく、必ず小さくてもいいので口から声に出して言いうことが重要です。

・I go shopping.
・Today I go shopping.
・Today I go shopping with my mother.
・Today I go shopping in Sinjuku with my mother.
・Today I go shopping in Sinjuku with my mother by car.

このように、前の独り言に徐々に単語を増やしていきながら進めていくと、前文の復習もでき更に効果的です。なんでも繰り返していくことは言葉の長期記憶に繋がっていきます。

1人だけで話すのがどうしても恥ずかしい場合は、スマホにあるSiriのような音声機能に向かって話してみるのも1つの手です。Siriは外国語設定もでき、またキレイに発音しないと正しい反応をしないので自分の発音を確認する上で一つの目安にすることができます。

 

3. リスニング強化

映画

 

①海外映画、ドラマを見る

今は図書館でDVDなどの貸し出しもしているので、興味があるものを自宅で毎日繰り返し見るとよいでしょう。

しかし「映画を見てリスニングするけれど、ちっとも意味が分からないので意味ないのでは?」とおっしゃる方がよくいらっしゃいます。

ですが最初はそれで構いません。耳が慣れていないので聞き取れないのは当たり前だからです。

ただ、わからなくてもいいので何度も何度も繰り返し聞き続けてみてください。最初は日本語字幕で見て、内容を覚えたら次は英語字幕で見続けましょう。また耳で聞き取れなかったとしても字幕で単語を確認し、辞書で意味をチェックしておくことは大切です。

このように繰り返し聞き続けることで、最初は1つしか単語が聞こえなかったのに徐々に2,3つと必ず増えていきます。どんなものでもいいので、根気強く聞き続けることがリスニング上達への近道です。

 

4. リーディング強化

英語の本

 

①外国語の本や新聞を読む

まず第1として、リーディング強化には外国語の本や新聞を読むことが効果的です。基本的にこれも図書館で貸し出している為、自分のレベルに合った本を見つけましょう。

レベルの判断基準ですが余りに難しすぎるとモチベーションが続かないので、目を通して全体の約50%理解できる程度の物が好ましいです。残りの50%は辞書を引きながら理解を深めていきましょう。


②自分の家の物に外国語で書いた紙を貼る

やはりリーディングにおいて大事なことはボキャブラリーを増やすことです。その為には、どんな形でもいいのでとりあえず外国語に触れる機会を多く持つことが重要になります。

しかし日本では基本的に外来語はカタカナで表記されるため、外に居ても外国語を目にする機会は殆どありません。だからこそ、せめて自宅または自室を日常的に外国語に触れられる環境にしておくことよいでしょう。

家を手っ取り早く、そういった環境にしたい場合は自分の家の物に外国語で書いた紙を貼りまくりましょう。これは例えば英語の場合、椅子に[chair]と書いた紙を貼るといった方法です。

こうすることで毎日嫌でも視界に外国語が入ってきます。先ほども説明しましたが、日本人は目で言葉を覚えることが得意なのでこの方法はボキャブラリーを増やす上でとても理にかなっています。また毎日視界に入れることで、その単語は短期記憶から長期記憶へ移りやすくなります。

時々は目に入った言葉を口で発音すると、更に記憶に残りやすくなりスピーキングにもつながるので一石二鳥です!

 

まとめ

留学

基本的に紙、ペン、パソコン、スマホがあれば実践できる方法です。

このように語学上達にはお金をかけなくても様々な勉強方法が存在します。しかし本気で語学習得をしたかったら、お金をかけてもかけなくても「上達してやる!」という目標と気持ちは誰でも必ず必要です。

この気持ちだけは忘れないで、今日からでも出来ることを1つずつ実践していってみましょう。

ライターDiGio


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